私は28歳まで農業とは一切関わりなく生活してきました。
きゅうりがどんな葉っぱをしてるか知りませんでしたし、ナスにトゲがあるのも知りませんでした。
親戚を探しても農家はおらず、畑も持っていません。
なのに、なぜ新規参入するのか。
理由はただ一つ、
「楽しそうだから」です。
何が楽しいか。
現在全国で叫ばれる、「農家の減少と高齢化」「耕作放棄地の増加」「格安外国産のシェア拡大」などなど。これらはネガティブなコメントのように聞こえるかもしれませんが、裏を返せば、「農地の集約が可能になる」「新規参入者にも農地が手に入る」「国内産の価値が高まる」と、全てポジティブな内容に置き換えることができます。
つまり、可能性が無限大だということです。
農家人口における65歳以上の割合は、なんと39.7%(農水省H28農林業センサス)です。
経験値では到底敵わないですが、発想力と行動力で4割の人たちを超えるチャンスはいくらでもあるということです。
行政からの支援もかなり手厚くされています。
地方には、魅力的な産業が多くはありません。
ただ、どの地方にも農家は存在します。
それぞれの農家が各地方で奮闘しています。
その姿を見て、都会に行っていた人が帰省して農業をしたい。
地方の高校生が農家ってかっこいいと思えるようになる。
そんな存在でありたいと思います。
可能性が無限であることほど楽しいことはないと思います。
農業ってなんかいいな。
そう思い始める人が1人でも増えればと思い、農業を始めました。
安全・安心ももちろん大事です。
オーガニックももちろん大事です。
地産地消ももちろん大事です。
ただ、農家がいなくなれば何の意味もありません。
農業が魅力的であり続けるべきだと思います。
そのために、「今」農業なんです。
ぜひ一緒に農業を楽しみましょう。
代表 荒木 貴大